こんにちは!アキタ朝大学代表の太郎です。
友人の菊地晃生さん(
Farm Garden 黄昏)の呼びかけで、あきたファーマーズ・カフェという対話の機会を設ける事になりました。
"カフェ"といってもお店があるわけではなく、カフェのようなリラックスした雰囲気で農業の未来について語り合う機会を継続的につくり、若手農家のネットワークをつくっていこうという試みです。
以下、呼びかけ人の菊地さんからのメッセージです。
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2010年末、若くして"みやじ豚"をつくり、全国的なブランド豚にまでのしあげた宮治勇輔さんが、秋田を訪れてくれました。
また、関東周辺を舞台として、「農家のこせがれのネットワーク」というチームをつくり、農業会に新しい風を吹かせる取り組みを展開しています。そんな宮治さんの決めゼリフは、
一次産業を、
...かっこよくて
感動があって
稼げる
3K産業にする。

宮治さんの活動は、とても独創的で、飲食業会や商業界からも注目を浴びています。「生産は父と弟がしっかりと守ってくれるから、自分はマーケティングに専念できる」と話す姿が印象的で、これからの農業のありかたを匂わせる何かがあるように感じました。これからの僕らには「生産」以外の視点が不可欠のように思います。
米農家は、歴史上、米を販売した経験がありません。これまで農業は「生産すること」100%の仕事でしたが、これからは、経営とマーケティングをきちんと学ぶ必要があるのではないでしょうか。何も製造業やサービス業のまねをしなければいけないという事ではありません。良い部分を取り入れ、僕らにできるやり方を探し、考え、見つけ出そう。という事だと思います。
生産現場で、手足をもがれる労働を強いられている僕たちですが、これからは「そんな時間はない」と思ってはいけません。都市部にも足を運び、まちの人たちが何を求めているのかを注意深く観察する事もまた大切な仕事のひとつです。
この度、宮治さんとの出会いもあって、「秋田でも若い生産者のネットワークがつくれないかなぁ」と考え、以下の企画を考えました。具体的に何をやろうとか、まだ何も決まっていません。ただ、常日ごろいろいろ考えてる僕らが集まってみたら、何か生まれるんじゃないか。そんなわくわくするような場ができないものかと思いました。まずは、気軽に集まってみませんか。
あきたファーマーズ・カフェ vol.1
テーマ『未来の農業を語ろう』
*ワールド・カフェの手法でグループ形式のワークショップを行います。
ファシリテータ:金澤太郎(アキタ朝大学)
日時:3月2日(水)18:30開場(18:45開始)〜21:00終了
場所:アルヴェ4階 洋室C(秋田市)
http://ow.ly/3VSJT(予想より参加希望者が多いため、3階ではなく、4階の大きな部屋に変更いたしました)
定員
60名 →
80名※定員に達しましたので参加申込みを締め切らせて頂きました!
沢山のご応募ありがとうございました。当日皆さまにお会いするのを楽しみにしています♪※お茶とコーヒーを用意するのでおやつを持参下さい
(5~6人のグループで座るので、分け合って食べるイメージです。)
参加費:300円
※参加者多数により会場変更のため、100円から300円に変更させて頂きました。
(変更前に申し込まれた方は100円でも結構ですが、会場費カバーするため+200円任意でお願いいたします。)
※駐車場代は各自、ご負担お願いします。
お申込み:info.amuniv@gmail.com まで「ファーマーズカフェ参加」という件名で
お名前、職業、お電話番号をお送り下さい。
「あきたファーマーズ・カフェ」に来てみませんか。「食料自給率の向上」と「TPP交渉」の矛盾した政策が繰り広げられる現代農業事情は、未だかつて無い不安と農業の大転換を、僕らに予感させています。この農政の矛盾に僕らはこのまま流されていて良いのでしょうか。昨今の農家の困窮を見ての通り、現政策に従う事には未来がないと感じるのはきっと僕だけでなく、同時代を生きこれからの時代の核を担うこの世代の共通認識だと思います。
これから、世界は食料危機の時代に突入します。2050年には世界人口が100億人を超えると予測されています。40年後に、現在の人口の1.5倍。これは、飢えの時代を意味します。既に、世界的に食料価格の高騰(特に穀物)を見て取れますが、今後、この傾向は強まり、世界は食料を争奪しあう時代になるのではないかという懸念があります。TPPへの参加、世界的な気象の豹変は、食料危機のタイミングを早め、ますます、食物を提供する側の役割は高まるのではないでしょうか。
こうした時代に、人類の生きる糧である食料を生産し、その腕で自立を目指す僕らにはとんでもない可能性が眠っていると思いませんか。世の中に食料が足りなくなった時、僕らはそれを勝者であると勝ち誇るのか、それとも、時代の先行くパイオニアとして、人々を幸せに導けるのか。それは僕らの生存意義に関わる重大なテーマです。
先行きは不透明だけど、食べ物をつくる仕事は永遠に無くならないし、心から楽める。そんなふうに、きっといろんな想いを抱えているんじゃないかと思います。
・経営やマーケティングの事について情報交換したい
・一家を養える農家になりたい
・これから農(業)に携わりと思っているが、いろいろ学び合いたい
・農業をもっと前向きで、希望をもって取り組める職業に変えたい
・他業種の人たちともたくさん関わりたい
・農村をもっとおもしろくしたい
多くの若き生産者が集まり、それぞれを語り、共有する事で、何かヒントが見いだせると思いませんか。
例えば、農家の嫁(婿)探しやただの飲み会でも良いし、ファーマーズマーケットの提案や飲食店との商品開発など、これまでにない状況をつくるには、きっかけが必要です。そのためにも、農家に限定せず、他の業界で頑張っている人たち、これからの農業はおもしろそうだなぁと感じている人たちにも参加して頂きたいと考えています。それによって新たな出会いやアイデアも生まれるかも知れないですよね。
そんな秋田の若手生産者が集い「カフェ=たまり場」のような場(ゆるやかなネットワーク?)をつくりたいという想いから、この「場=集まり」を『あきたファーマーズ・カフェ』と呼ぶ事にしました。たくさんの方々に積極的にご参加にいただけるよう、心よりお願い申し上げます。
あきたファーマーズ・カフェよびかけ人:菊地晃生(ファームガーデン黄昏)
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