あきたファーマーズ・カフェ
菊地晃生さんよりお知らせを掲載します。
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あきたファーマーズ・カフェの公式ページはこちら)
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被災地視察 報告会のお知らせ
3月27日に、afcafe有志の皆様からの物資などの提供を受け、宮城県南三陸町に救援物資の搬入を兼ねて、被災地の状況や現地ボランティア活動、避難所での被災者の生活などを視察してきました。
詳細はこちら
http://afcafe.tumblr.com/post/4246177929下記日程で報告会のような事をやりますので、お時間に都合のつく方にご参加いただければと思います。この経験が、みなさまの今後の活動に活かされればと思います。
他にも現地を視察された方で報告してくれる方や、支援活動のお知らせなどある方のご参加もお待ちしています。事前申込みは必要ありませんので、ゲリラ的にそういった意見をお待ちしております。(プロジェクタがありますので、画像を収めたメディアなどありましたらお持ちより下さい。)
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参加申し込み不要です)
4月5日(火)
ジョイナス3階(千秋公園) 研修室4 電話:018-837-1171(ジョイナス)
18:00開場
18:30スタート 21:00くらいまで
(もし話が盛り上がるようであれば、23:00まで延長できるそうです)
参加費:100円〜(カンパ)
※夕食どきですので、食事を済ませてきていただくか、飲み物持参、一品持ち寄りでお集り頂けると幸いです。(手作りでも、購入品でも構いませんが、容器などは各自で持ち帰って頂くようお願いします)
また、時間があれば、今後のあきたファーマーズカフェの活動についても触れたいと考えています。個人的には、支援活動を土台にファーマーズカフェの運営体制も見えてくるんじゃないかなと思っています。みなさまのご参加をお待ちしています!
<議題案>
・秋田への一時的・長期的な避難者に対しての「農」的提案
・チャリティマルシェや復興支援米の提案
など
もし、みなさまの周りに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お誘い合わせの上ご参加下さい。
菊地晃生
Akita Farmers Cafe
Mail to :info.afcafe@gmail.com
http://afcafe.tumblr.com/
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3月2日、「
あきたファーマーズ・カフェ」というネットワーク立ち上げの発表を兼ねて、「ワールドカフェ」という手法のワークショップを行い「農業の未来」について熱く語り合いました!
秋田県内外から沢山の農家、就農を考えている学生や社会人、飲食業や小売業、そして消費者の立場で農業に興味を持っている方々、グリーンツーリズム関係、アーティスト・デザイナー、大学教授・研究者、県職員、JA職員、農林中金職員などなど、本当に多様な方々が秋田市に集合しました。約4割が農家、全体の3割近くが女性、そしてなんと7割は20代、30代の若者でした!
開催3週間前にtwitter、facebook などでの告知を始め、その後口コミで話が広がり、当初予定していた30名を大幅に上回る約90名もの方々にお越し頂き、USTREAMによるインターネット生配信も述べ100名以上、最大で同時に約35名の方が見ていただいたようです。
「あきたファーマーズ・カフェ」とは「ネットワーク」であり、語りの「場」でありたいと思っています。
農家に限らない様々な人が立場を超えて、またリラックスした気持ちで農業に関する様々なテーマについて一緒に語り合い、「課題」や「希望」を共有し、より良い未来に向けて一緒に歩き出すためのきっかけでありたい。
そのような想いでファームガーデンたそがれの菊地晃生さん(
@farmgardenT)が呼びかけ、アキタ朝大学(
@amuniv)が場作りをサポートする形で実現しました。
呼びかけの文章はこちら。会場の様子はこんな感じで熱気ムンムン。

会場は秋田市のアルヴェ4階。キャパぎりぎりでスタッフは立ち見状態でした。残念ながら、定員超えのため参加をお断りした方々もいらっしゃいました。
想いを語る呼びかけ人の菊地晃生さん。

ワールドカフェの様子。

みんなで持ち寄ったおやつを食べながら、リラックスした雰囲気で始まりました。

思いついたアイデア、興味深いと感じた意見を文字やイラストでメモメモ☆

3ラウンドのグループダイアログを経て、最後に14のグループの代表者が3分ずつ、個人的な感想と各グループで話された内容を共有してくれました。

約50分間、いい空気が流れていました。
皆さんの言葉の中には、農業について普段から深く考えている気持ちが入っていました。そして、ただプログラムの流れだから発表するのではなく、伝えたい気持ちがにじみ出てくるような、ステキな発表ばかりでした。
USTREAMの録画映像より、発表部分をハイライトしました。
14人も発表が続くと時間もかかるのですが、1人1人の話が上手で内容も興味深く、最後まで集中して聴き入ってしまいました。
そして最後には皆さんにワールドカフェのハーベスト(収穫)として「面白かった事」「明日からやろうと思う事」をそれぞれ紙に書いてもらいました。
例えばこんな答えがありました。
面白かったこと
・農業に対する多様な考えに触れることができ大変刺激的だった。(上小阿仁村、34歳、農業・自営)
・他の農家の方や別業種の方々とお話ができてとても良かった。スゴイ!(湯沢市三関、28歳、サクランボ農家)
・「人」と繋がった、「意識」が繋がった、「心」がつながった!(横手市、26歳、農家)
・皆常に考えているので具体的な話がどんどん出てくる。その内容に刺激を受けて新しいアイデアが出てくるのが面白い。(大潟村、44歳、会社員)
・農家の生の声を聞けて為になる、認識が変わる、現実が見える。(男鹿市、40歳、ITインストラクター)
・農家以外のアイデア・考えがいつも欲しかったので参加はプラスになった。(潟上市、28歳、農家)
・東京は大消費地であると同時に最も競争の激しい市場であるというコメントにハッとした。(男鹿市、39歳、農家)
・多くの人が「場」を求めていることがわかった。参加者に農業をしている方が多いことにもびっくりしました。(医師、NPO代表)
・農家は高齢化と思っていたが若い人が多く、農業の現状や未来について語ることができた。(大仙市、29歳、会社員)
・短時間で発信、理解し、まとめる事が初めてだった。(秋田市、60歳、百姓)
・気持ちをつなげていたい人たちが集まることで役割意識が芽生えていたこと。(大館市、34歳、OL)
・「化学反応」が起きそうな気がしました。ステキすぎました。(飯田川、26歳、雑貨屋)
・え~!家族5人を養うのに必要な田んぼは15ha!!どんだけだ!(能代市、42歳、プロモーター)
・「出荷するより買いに来てもらう」など、発想の転換ができて良かった。(八郎潟町、25歳)
・沢山の立場の人の意見を聞くことができた。観点がみんな違って楽しかった。(山形県鶴岡市、21歳、農学生)
・大人数でやっているのにいくつかの意見にまとまってきた点。(山形出身、22歳、春から農家)
明日からやろうと思ったこと
・とりあえず今日知り合った人と再度連絡を取る。(上小阿仁村、34歳、農業・自営)
・作るだけでなく消費者への情報発信などもどんどんしていきたい。
・もう少し農業の未来を考える。(秋田市、25歳、農業生産者)
・もっと若い世代を信頼しよう。(上小阿仁村、40歳、農家)
・生産に追われがちなので、改めて販売について意識を向けたいと思った。(男鹿市、39歳、農家)
・今契約している農家の方々の農地見学&農作物スケジュール合わせ。(男鹿市、27歳、精肉・惣菜製造)
・農と食をつなぐ役目を担う者として、只美味しいものを作るのではなく、農のよろこびや苦労を知ってもらう企画を考えます。(横手市十文字、42歳、中食)
・逆に行政やシステムのあり方を考える。(秋田市、25歳、金融機関)
・デザインを仕事にしているのでPRの力になれるような仕事がしたい!商品化とか一緒にしたいです。(秋田市、31歳、デザイナー・イラストレーター)
・もっと視野を広げて考え、動こうと思った。作物、花への愛注入。(大潟村、39歳、農の会社員)
・若い人の話をもっと聞くこと。(大仙市、54歳、酒小売業)
・メディアの役割として多くの人のアンテナに引っかかるアイテムを作っていきたい。(秋田市、31歳、映像政策)
・秋田のコメを宣伝する。(秋田市、42歳、会社員)
・消費者ともっとつながるべき、売り方をもう少し考えよう。(湯沢市三関、28歳、サクランボ農家)
・秋田産の農産物ファンのコミュニティサイトを作る。生産者と消費者のデータベースにする。(潟上市、28歳、IT関係)
・就農したくなりました。(山形県鶴岡市、21歳、農学生)
・農家さんを訪ねよう。料理講習・研究会を開く。(横手市、35歳、フランス料理人)
・じゅんさいを買ってみる。(秋田市、26歳、学生)
・自分のジャンルでも農とどうつながれるか考えたい。(秋田市、22歳、美大生)
・地産地消に力を入れるべきか、他県へ進出すべきかもう一度くわしいデータを収集し、経営戦略を見直したい。(潟上市、36歳、佃煮製造)
・社員共育に農家の方を迎えて現状と夢を話して頂く。(潟上市、36歳、小売業)
・風景を守る。(潟上市、25歳、目指せ農家)
今後は参加者同士のネットワークが継続されて、マルシェ開催、都市と農村のコミュニケーション推進、農業に関する勉強会、バーベキュー、商品開発&マーケティングなど、様々の個別のプロジェクトがここから生まれていくことを期待しています。しかし、「あきたファーマーズ・カフェ」そのものはネットワークであり、語り合い、考え合う場所であり、共感を生む場所です。そのような機能を軸として強固にしていき、そこに関わった方々が共同でプロジェクトをスピンオフさせていく事が理想だと感じています。
今後の活動についてはアキタ朝大学のHPや
あきたファーマーズ・カフェのHP
http://afcafe.tumblr.com/そしてメーリングリストで発信していきます。
※あきたファーマーズ・カフェに関するメール受信希望の方は info.afcafe@gmail.com
※アキタ朝大学に関するメール受信希望の方は info.amuniv@gmail.com
までメールを頂きますようお願いいたします。
Twitter ではそれぞれ #afcafe #amuniv でつぶやいて頂ければ参加者、スタッフとつながることができます。
それでは!今後ともよろしくお願いします!
アキタ朝大学
金澤太郎
@t7k5
こんにちは!アキタ朝大学代表の太郎です。
友人の菊地晃生さん(
Farm Garden 黄昏)の呼びかけで、あきたファーマーズ・カフェという対話の機会を設ける事になりました。
"カフェ"といってもお店があるわけではなく、カフェのようなリラックスした雰囲気で農業の未来について語り合う機会を継続的につくり、若手農家のネットワークをつくっていこうという試みです。
以下、呼びかけ人の菊地さんからのメッセージです。
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2010年末、若くして"みやじ豚"をつくり、全国的なブランド豚にまでのしあげた宮治勇輔さんが、秋田を訪れてくれました。
また、関東周辺を舞台として、「農家のこせがれのネットワーク」というチームをつくり、農業会に新しい風を吹かせる取り組みを展開しています。そんな宮治さんの決めゼリフは、
一次産業を、
...かっこよくて
感動があって
稼げる
3K産業にする。

宮治さんの活動は、とても独創的で、飲食業会や商業界からも注目を浴びています。「生産は父と弟がしっかりと守ってくれるから、自分はマーケティングに専念できる」と話す姿が印象的で、これからの農業のありかたを匂わせる何かがあるように感じました。これからの僕らには「生産」以外の視点が不可欠のように思います。
米農家は、歴史上、米を販売した経験がありません。これまで農業は「生産すること」100%の仕事でしたが、これからは、経営とマーケティングをきちんと学ぶ必要があるのではないでしょうか。何も製造業やサービス業のまねをしなければいけないという事ではありません。良い部分を取り入れ、僕らにできるやり方を探し、考え、見つけ出そう。という事だと思います。
生産現場で、手足をもがれる労働を強いられている僕たちですが、これからは「そんな時間はない」と思ってはいけません。都市部にも足を運び、まちの人たちが何を求めているのかを注意深く観察する事もまた大切な仕事のひとつです。
この度、宮治さんとの出会いもあって、「秋田でも若い生産者のネットワークがつくれないかなぁ」と考え、以下の企画を考えました。具体的に何をやろうとか、まだ何も決まっていません。ただ、常日ごろいろいろ考えてる僕らが集まってみたら、何か生まれるんじゃないか。そんなわくわくするような場ができないものかと思いました。まずは、気軽に集まってみませんか。
あきたファーマーズ・カフェ vol.1
テーマ『未来の農業を語ろう』
*ワールド・カフェの手法でグループ形式のワークショップを行います。
ファシリテータ:金澤太郎(アキタ朝大学)
日時:3月2日(水)18:30開場(18:45開始)〜21:00終了
場所:アルヴェ4階 洋室C(秋田市)
http://ow.ly/3VSJT(予想より参加希望者が多いため、3階ではなく、4階の大きな部屋に変更いたしました)
定員
60名 →
80名※定員に達しましたので参加申込みを締め切らせて頂きました!
沢山のご応募ありがとうございました。当日皆さまにお会いするのを楽しみにしています♪※お茶とコーヒーを用意するのでおやつを持参下さい
(5~6人のグループで座るので、分け合って食べるイメージです。)
参加費:300円
※参加者多数により会場変更のため、100円から300円に変更させて頂きました。
(変更前に申し込まれた方は100円でも結構ですが、会場費カバーするため+200円任意でお願いいたします。)
※駐車場代は各自、ご負担お願いします。
お申込み:info.amuniv@gmail.com まで「ファーマーズカフェ参加」という件名で
お名前、職業、お電話番号をお送り下さい。
「あきたファーマーズ・カフェ」に来てみませんか。「食料自給率の向上」と「TPP交渉」の矛盾した政策が繰り広げられる現代農業事情は、未だかつて無い不安と農業の大転換を、僕らに予感させています。この農政の矛盾に僕らはこのまま流されていて良いのでしょうか。昨今の農家の困窮を見ての通り、現政策に従う事には未来がないと感じるのはきっと僕だけでなく、同時代を生きこれからの時代の核を担うこの世代の共通認識だと思います。
これから、世界は食料危機の時代に突入します。2050年には世界人口が100億人を超えると予測されています。40年後に、現在の人口の1.5倍。これは、飢えの時代を意味します。既に、世界的に食料価格の高騰(特に穀物)を見て取れますが、今後、この傾向は強まり、世界は食料を争奪しあう時代になるのではないかという懸念があります。TPPへの参加、世界的な気象の豹変は、食料危機のタイミングを早め、ますます、食物を提供する側の役割は高まるのではないでしょうか。
こうした時代に、人類の生きる糧である食料を生産し、その腕で自立を目指す僕らにはとんでもない可能性が眠っていると思いませんか。世の中に食料が足りなくなった時、僕らはそれを勝者であると勝ち誇るのか、それとも、時代の先行くパイオニアとして、人々を幸せに導けるのか。それは僕らの生存意義に関わる重大なテーマです。
先行きは不透明だけど、食べ物をつくる仕事は永遠に無くならないし、心から楽める。そんなふうに、きっといろんな想いを抱えているんじゃないかと思います。
・経営やマーケティングの事について情報交換したい
・一家を養える農家になりたい
・これから農(業)に携わりと思っているが、いろいろ学び合いたい
・農業をもっと前向きで、希望をもって取り組める職業に変えたい
・他業種の人たちともたくさん関わりたい
・農村をもっとおもしろくしたい
多くの若き生産者が集まり、それぞれを語り、共有する事で、何かヒントが見いだせると思いませんか。
例えば、農家の嫁(婿)探しやただの飲み会でも良いし、ファーマーズマーケットの提案や飲食店との商品開発など、これまでにない状況をつくるには、きっかけが必要です。そのためにも、農家に限定せず、他の業界で頑張っている人たち、これからの農業はおもしろそうだなぁと感じている人たちにも参加して頂きたいと考えています。それによって新たな出会いやアイデアも生まれるかも知れないですよね。
そんな秋田の若手生産者が集い「カフェ=たまり場」のような場(ゆるやかなネットワーク?)をつくりたいという想いから、この「場=集まり」を『あきたファーマーズ・カフェ』と呼ぶ事にしました。たくさんの方々に積極的にご参加にいただけるよう、心よりお願い申し上げます。
あきたファーマーズ・カフェよびかけ人:菊地晃生(ファームガーデン黄昏)